ギターの弦の巻き方3種類を紹介します。
今回はわかりやすい様に6〜4弦を使って続けて異なる巻き方を紹介しています。
決して弦ごとに「この巻き方が良い」と言っている訳ではありません、、、w
1. 上から下に順に巻いて行く方法(6弦がその例)
弦をポストの穴に通し適宜巻きしろをとる。(ポストの間隔、4cm程度)
テンションをかけながら上から下にタイトに巻いて行く。上方向に巻いて行くとナットにテンションがかからない。必ず上から下に巻いて行くこと。
ワウンド弦(巻線)の場合は2周〜2周半程度でオッケー。プレイン弦の場合は3〜4周巻かないと緩んでしまう可能性がある。
長所
巻き方がシンプルで迷わない。見た目も綺麗。
短所
プレイン弦(アコギは1〜2弦、エレキは1〜3弦)は余計に巻かないと緩んでしまう。巻きすぎると音色に影響が出てしまう。(あくまで僕の感想です。)
またペグによっては充分な巻きしろがとれない。
[巻きしろの少ないペグの例]
1の巻き方では充分な巻きしろを確保できず緩んでしまう。
逆にいえば「余計に巻くな!」という意図かもね〜。
2. まず1周上穴の上に巻いてからその後下に順に巻いて行く方法(5弦がその例)
弦をポストの穴に通し適宜巻きしろをとる。(ポストの間隔、4cm程度)
テンションをかけながらまずポストの穴の上部に1周巻く。2周目からは下に巻いて行く。
ワウンド弦(巻線)の場合は2周でオッケー。ポストの形状が鼓の様になっているので、余弦が上下から挟まれてロックされる感じ。ただしプレイン弦の場合はやはりより巻かないと緩んでしまう可能性がある。
長所
少ない巻き数で確実に巻け、チューニングもすぐに安定する。
巻きしろをこの程度とっておけば6弦をCまで下げても緩むことはない。
短所
プレイン弦(アコギは1〜2弦、エレキは1〜3弦)は余計に巻かないと緩んでしまう可能性があるのは1の巻き方と同じ
3. 余弦を挟み込んでロックする方法(4弦がその例、マーチン巻きとも言うらしい)
弦をポストの穴に通し適宜巻きしろをとる。(1〜1.5cm程度、ビデオ参照)
巻く弦で余弦を挟み込んで張力をかけ滑らない様に巻きつけてゆく。言葉では説明が難しいのでビデオを参考にしてください。拙文ご容赦m(_ _)m
全ての弦で1周ちょい巻ければオッケー
長所
少ない巻き数で確実に巻け、チューニングもすぐに安定する。
drop Dでも問題なし。open Dでも問題なし!
一番豊かな倍音(特に立ち上がり)が鳴る感じがする。
(あくまで僕の感想です。)
逆に言うと落ち着いた倍音が欲しい場合は巻き数を増やせば良い。この辺は好みなので色々試してみると良いと思います。
短所
弦を緩めて保管したい人はにとっては解けてしまいそうで不安に感じるかもしれない。でもよほど緩めない限り解けることはありません。
ビデオをアップしましたので参考にしてください。