コードダイアグラムなんて便利なものを使いながらコードを覚えて「かき鳴らしながら歌う」なんて事が簡単に出来ちゃうのがギターの良いところです。
でも、今はたっぷり時間のある方も多いだろうし、いつもとはちょっと違う指の動きに戸惑いながら知らなかったコードフォームにチャレンジしても良いかも。
転回形の押弦に慣れていない方はちょっと苦労すると思われるコードもありますが、ただ単に機械的な指の動きを練習するよりもはるかに「脳」に刺激が入ります!
という事で今回は
・コード進行の中で実践的に転回形を使ってみる。
・普段やらない指使いにチャレンジしてみる。
この2点を目標にエクササイズをいくつか考えてみました。
まずはC Majorのコード進行から
C Majorのダイアトニックコードを中心にセカンダリードミナントコード(この場合はD、E7、A7がそれにあたります)を取り混ぜた良くあるコード進行です。
上記のコード進行を元に、ルート以外の構成音をベースに置いて、メロディックなラインを作ってみましょう。無駄な音の重なりを省いて全てのコードを4声でボイシング(音の積み方を決める事)してあります。フィンガーピッキングでチャレンジしてみましょう。
最低音を親指、以下低い順から人差し指、中指、薬指と割り振ります。
A7/C#は4小節目のG7/Bと同じタイプのボイシング(音の積み上げ方)で、同コードを2フレット上げただけです。押弦が困難な場合は小指を離して2弦を2フレットとすると少し簡単になります。
①まずはタブ譜を参考に、各コードの押さえ方を確認します。
②指の運びが難しいと思われる部分を取り出して、繰り返し(ゆっくり)練習します。
「どの指がどう動く」のか意識しながら練習すると良いです。
③全体を通して響きを感じならが練習します。
ビデオで確認してみましょう。1回目が通常の押弦、2回目が転回形を使った押弦です。
次回はG Majorのコード進行にチャレンジしてみます。
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