アコースティック・ギターの弦をブリッジ側で支えているのがブリッジピンです。
ブリッジピンを使わない支え方もありますがほとんどのギターはブリッジピンが弦のボールエンドを留めている方式を採用していると思います。
ブリッジピンを使用しないギターの例(Lowden)
ブリッジピンはほとんどの場合買った時につけられているものをそのまま使うケースが多いと思いますが、実は音にも相当影響を与えます。ここでは元々付いているブリッジピンを最大限生かす「つけ方」、また無理のない「抜き方」について説明しようと思います。
というわけで、今回は
ブリッジピンを正しくつけて弦振動を最大限ボディに伝えよう。
ブリッジピンの抜き方
ブリッジピンが硬く刺されている場合、これを指で引っ張り出すのはちょっと大変。ニッパーやペンチを使って摘み出す方法もありますが、ブリッジピンの頭を潰したり(その程度なら取り替えれば良いだけですが)手を滑らせて道具をギターの上に落としたりすると大変です!(経験者談、、、)
そこで以下の二つのやり方がおすすめです。
ストリングワインダーなどの専用道具を使う(ブリッジの保護を忘れずに)
サウンドホールに手を突っ込んで中から押し出す
✳︎ 2.の場合すごく硬く刺さっていて指先が痛い場合は適当なものを間に挟むと良いです。
ブリッジピンのつけ方
弦を装着してチューニングしようとしたら、ボールエンドに引っ張られてブリッジピンも抜けてきてしまった、なんて経験はありませんか?
ボールエンドがブリッジプレート(ブリッジの裏にあるボールエンドを支える部分)にしっかり接触していないと、音にも悪影響があります。
そこで以下の手順を試してみてください。
ボールエンドをブリッジの穴に通し、ブリッジピンを途中まで入れる。
弦を引っ張ってボールエンドがブリッジプレートに接触した事を確認する。
ブリッジピンを奥まで差し込む。
ブリッジピンを必要以上に強く押し込むと抜く時が大変です。ボールエンドがブリッジプレートにしっかり接触していればそれほど強く差し込まなくても抜ける心配はありません。
ビデオをアップしたので参考にしてくださいね。
ブリッジピンとボールエンドがどうなってるのか、ものすごくわかりやすいビデオがありましたのでこれもどうそ。頭から3分経過したあたりがめっちゃ解りやすいです。