現在の手持ちアコースティック・ギターは
Lowden F32 Custom
Medium Gageを張って主にOpen D、DADGADで使用。
Yamaha LS36
Light Gageを張ってRegular、Drop Dで使用。
それぞれキャラも違うしこれで十分という内なる声も聞こえてくるが、ある日突然「普通の体格の人がギターを弾く感覚」ってどんなんだろう?今更ドーピングしようが何しようが、体は縮まって行く段階にきている僕としては、ちっさいギターを持ったらわかるのかな?、なんて思ってさ。(時々普通のギターがでかく感じる今日この頃です、、、w)
ただ単に生ギターとして使うんじゃなくて、ピックアップ付けてアンプにぶっこんでやや歪みでスライドやるとか、卑猥なペインティングしちゃうとか、身長163cmの僕が簡単に取り扱えるような小さな遊びっぽい(ただし楽器としてちゃんと使える)ギターが欲しいなぁと常々思っていたのです。本当はMartinの古〜いスロテッド・ヘッドのちっちゃい奴とか、同じく古〜いGibson LG-2とかが欲しいんだけれどきっと弾くのに気を使うだろうし、、、
昨今いろいろなメーカーから小ぶりなギターが出ているし、ギター雑誌などでも特集が組まれているくらいだからそれなりのマーケットがあるんでしょうね。エド・シーラン効果?
最近楽器屋さんを散策するたびに気になるギターに触ってたんだけれど、今年2月に発売されたYamahaのCSF3Mをチョロ弾きして「おっ、いいかもな」というファーストインプレッションを得た後2回入念に試奏させてもらって購入しました。
まずは手持ちのLSとスペック比較です。

概ね9割のサイズですが指板幅はほとんど同じですので弾いて違和感は感じません。43mmはGibsonのLG-2と同じ。CSFとは何の略なんだろう?
1506gというのはギターとしてはものすごく軽いです。Light as a feather。ボディサイズも僕みたいな小柄な人にはありがたく「小脇に抱えてさらっと」弾く感じ。
バランスは良好。ストラップに吊るしてストレスなく演奏できるし、何より肩に優しい。ただし軽い故にカポタストをつけるとかなり影響を受けてしまう。カポもフライ級にする必要があります。
音量感は普通サイズのギターと比べても全く遜色ありません。充分な鳴りです。スキャロップドブレイシングの鳴り方ですね。強度はしばらく使ってみないとわかりません。
サウンドは典型的なマホガニーのカラッとブライトサウンド。でもネックもマホガニーにして欲しかった!まあ、これはコストの問題もあるでしょうけどLL6より高いんだからナトーじゃなくてマホをおごって欲しかった。マホにするといくら高くなるんだろ?
パッシブピックアップ(ブリッジ下にピエゾ)ですが出力は十分だしかなり使える。電池切れの心配はいらないし下手に余計なものがついていない方が加工しやすいのでしばらくこのまま使うつもり。正直びっくり!
LS36との比較。見た目はこんな感じです。

なで肩で可愛い。スロテッドヘッドが似合ったかも、、、
側板・裏板はマホガニー単板。

裏板マホガニー単板のブックマッチ。裏勝な感じが好きだ!
単板ってなんかありがたい気分になるねw
ストラップピンフロント側

最近のアコースティックギターのトレンド位置。高さを問わずギターが安定します。
ストラップピンジャック側

L.R.BAGGSのジャックみたいにでかくないんで無理なくストラップ装着可能。
ちなみに L.R.BAGGSのはこんな感じです。↓

太すぎて普通にストラップを装着できない(怒)。使えね〜。
弦はElixir NANOWEB 80/20 Bronze Light

音に癖があるし好きではないので速攻交換します。巻きすぎだし!
まあ、基本工場でラインを流れる価格帯のギターなので巻き方は致し方なし。
気軽に部屋で手にするギターとしてかなり良いと思います。(値段もそこそこだけど)
これをスタンドに出しっぱなしにしておけば弾く機会も増えると思うよ。
勿論それだけじゃもったいないので積極的に外に持ち出してLiveにも使うつもり。
ただしナット、ブリッジは調整の余地ありますね。ここをいじればさらに良くなる感触。
で、このまましばらく遊んで仲良くなりながら今後の遊び方を考えよう。
どう育っていくのか、それが楽しみです。
新しい楽器を手にするとやたらと弾く時間が増える。なんか嬉しいもん。