前回に引き続き「超入門-コードの押さえ方!」に関する記事です。
「コードを覚える」というより、コードを押さえるためのベーシックなフィジカル・トレーニングだと思って楽しみながら取り組んでください。
Gメジャーキーで活用されるコード2回目です。
「押さえ易い手順」を第一に考えた練習手順の紹介です。
しつこい様ですが気をつけて欲しいことを再度確認してください。
1. 押弦する感覚を身につけたい。
押弦とは弦を押さえてフレットに接触させることです。弦に触れるだけではダメです。
出来るだけフレットの側を最小限の力で押弦する、これがポイントです。
2. 綺麗な音を出すように意識する。
大きな音を出す必要はありません。綺麗な音を出すように意識して練習してください。
ピックを強く持ちすぎないことがポイントです。
3. 繰り返し練習する。
響きを感じながら繰り返し練習して技術面と共に音のクオリティーを高めて行きましょう。そんなに難しいテクを駆使しなくたって、出音の質が上がれば弾く楽しみは倍増します。
この特集で取り扱う主なコードは以下の通りです。(赤字は既に経験済み)
G (G6), Am(Am7), Bm (Bm7), C (CM7), D7 (D6,D7(9)), Em (Em7)
G7, A7 (A7(9)), B7, E7 (E7sus4), F#7
✳︎注意
コードに登場する数字は序数ですが、(e.g. 7th)ここでは日本で一般的に使われている呼称に統一して表現します。
ダイヤグラム中に登場する音名が書かれた赤っぽい◯は「ルート(根音)」を示しています。今回は前回にプラスして6弦のG音、5弦のB音、C音の位置を覚えてくださいね。
引き続き2つのコードを使ったコードチェンンジの練習をします。
1. A7 - D7
中指、薬指の動きがポイントです。A7のフォームを崩さずに1弦分細い方に移動して人差し指を足してD7、そんな感じで練習しましょう。D7の6弦にある×印は消音(ミュート)を表します。つまり「鳴らしてはいけない音」であることを示していますが、それはまた別途解説したいと思います。まずは「鳴らすべき音」をしっかり鳴らすことに集中してください。(以下同様)
2. G6(ジー・シックス)- CM7(シー・メジャーセブン)
両コードとも中指、薬指で押さえます。G6のフォームを崩さずに1弦分細い方に移動してCM7、そんな感じで練習しましょう。中指、薬指は意外と開きにくいです。できるだけフレットの近くを押さえる様に意識して練習しましょう。
3. CM7 - Am7
4弦2フレットの中指が共通音です。この指を動かさずに薬指を離すと同時に人差し指で押弦してAm7に移動します。
4. Am7 - C
Am7に薬指をプラスしてCです。ポイントは人差し指の位置。Am7の押弦で人差し指がフレットのすぐそばになる様に意識してください。さもないとCの薬指が苦しい!
5. E7sus4(イー・セブン・サスフォー) - Bm7
E7sus4を中指、薬指で押さえます。そこに小指をプラスしてBm7の出来上がり。ここではオープンコードのBm7を紹介しますが、セーハするフォームのBm7はVol. 4で取り扱う予定です。
6. E7sus4 - B7
E7sus4を中指、薬指で押さえます。人差し指、小指をプラスしてB7の出来上がりです。セーハするフォームのB7はVol. 4で取り扱う予定です。
7. Em - Bm7
両コードの共通音である中指をうまく利用してコードチェンジの練習をしてください。
8. Em - B7
同じく両コードの共通音である中指をうまく利用してコードチェンジの練習をしてください。
慣れてきたらメトロノームなどを使い、必ずin tempo(一定のテンポで弾く)で練習しましょう。また以下の様に組み合わせて練習するとより定着度が増すと思います。
G6 - CM7 - Am7 - D7
G6 - Em - Bm7 - G6
これで15種類のコードを手に入れました。
G (G6), Am(Am7), Bm (Bm7), C (CM7), D7 (D6,D7(9)), Em (Em7)
G7, A7 (A7(9)), B7, E7 (E7sus4), F#7
ビデオを作りましたので参考にしてください。
次回はいよいよ核心のGコードだ!お楽しみに!